-あの頃の僕-

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【恋バナ】あの子からの卒業(実話)

 

僕がまだ学生の頃のお話を書きます。

 

 

 

当時好きだったM子とゆう女の子がいた。

少しの期間、付き合っていたのだが…

すれ違いから別れてしまった。

 

彼女の、前ではカッコつけたい年頃だったので、よくカッコつけていた。

 

あの頃の話を友人に聞いたが、M子はそうゆうのが子供っぽく思っていたようだ。

おそらく別れる原因でもあったのであろう。

別れて1年たった頃の

 

あれは、生徒会立候補者の演説練習で視聴覚室に集まった時だった。

僕の友人Nヒロが立候補していて、その応援演説を僕が頼まれていた為、参加していた。

 

するとM子も生徒会に立候補していたらしく、視聴覚室に来ていた。

 

僕は気まずかった。

別れてから話すこともなく、クラスも違ったし、避けるようにしていたからだ。

 

練習は滞りなく終わった。

すると何故か先生に呼ばれたのだ。

「片付けお願いできる?」

面倒だったが引き受けた。

Nヒロと一緒に帰る約束をしていたので、早く終わらせようとしていた。

 

片付けをしているとNヒロが好きだった女の子と一緒に帰る事になったと、Nヒロが言いに来たのだった。

「頑張れよ!」と応援し、片付けを再開した。

 

夕方だったが、天気は曇りで薄暗くなっていた。

ようやく終わった頃、視聴覚室には僕1人になっていた。

とりあえず帰ろうと思ったその時…

 

M子が荷物を運ぶ為に視聴覚室に入ってきた。

僕は、声をかけず帰ろうとしていた。

すると。

 

 

 

「これ、重い…」

と小さな声でM子は呟いた。

 

聞いてないフリをして視聴覚室を出ようとした時、

 

「ねぇ!……」

振り返るとM子が、こちらを見ていた。

 

10秒ぐらい無言のままお互い見ていた。

 

 

「手伝おうか?」と言うと

「ありがとう…こんな重いの女の子には辛いよ…」と少し恥ずかしそうにしているように見えた。

 

荷物を運び終わり視聴覚室に戻った。

荷物をとり帰ろうとした。

すると。

 

M子が制服を引っ張ってきて、うつむいていた。

「??どした?」と聞くと

 

「……鍵…職員室に返さないと…」と呟いた。

 

「怖いのか?」少し暗くなっていたのでそう聞いた。

 

「……暗いのダメなの知ってるでしょ?…」暗くても頬が赤くなっているのだけはわかった。

 

「一緒に返しに行って欲しいのか?」と尋ねると

 

「…うん…言わせないでよ…」とツンデレ全開で言われた。

 

2人で返しに行くと、先生に驚かれた!

この先生は付き合っていたことと別れたことを知っていたからだ。

 

「え?あんた達また?付き合って…」と言う先生の言葉を食い気味に

「違う!鍵を返しに行くついでに、片付けが終わった事を報告しに来ただけ!」

と慌てて説明した。

 

しかしこの時、M子は何も言わなかった。

 

「んじゃ、お疲れ様」と言い帰ろうとすると。

 

「こんな暗いのに1人で帰らすの?」とM子がいってきた。

 

訳がわからず、呆然とたっていたら。

「送ってくれないの?」と言うので

頭がパニックになりながら

「送らさせて頂きます」と訳の分からない敬語を喋ってしまった。

 

 

パニックになっていた理由の1つは

M子の家は学校から5分の場所にあるのだ!

何で?とずっと思っていた。

 

恥ずかしさと気まずさが混ざり、M子を見ることが出来なかった。

 

生徒会選挙の前日だったのもあり、演説内容の話や、緊張していること、諸々の話をしながら送って行った。

 

5分の道のりを10分かけて歩いたが、気まずかったのもあり、一瞬の出来事に思えた。

 

「ありがとう…送ってくれて」

「うん、また明日!生徒会入れるといいな」

「緊張するからやめてよー」

「ごめんごめん、じゃあね」

M子を送り、帰ろうとする。

 

「ねえ!」と叫ばれて振り返った…

 

「やっと顔見てくれたね、ありがとう、明日頑張れそう、バイバイ!」

「それは良かった…バイバイ!」

久しぶりに笑顔のM子の顔をみた。

 

 

その2へ続く

【恋バナ】あの子からの卒業(実話)その2 - ストレスフリーな日常を!